インプラントをした後、神経に麻痺が残る失敗

下顎の奥歯の骨の下には、下歯槽神経(かしそうしんけい)と呼ばれる太い神経の管が通っているのですが、この神経にインプラントが触れて、神経を圧迫したり、傷つけてしまうと、下顎の半分が麻痺を起してしまいます。

神経に麻痺が残ってしまう失敗

implant-trouble02.jpg技量や経験不足の医師が、手術前のCT検査を精密に行わず、上顎の骨の厚さや下顎の神経の位置を立体的に把握していないで、手術を行ってしまった時、インプラントが上顎洞に突き抜けたり、下歯槽神経にインプラント埋入用のドリルが接触して、出血や神経麻痺を招くリスクが高まります。

下歯槽神経は、下顎部分にある感覚を司る神経で、唇や下顎の皮膚や歯ぐきの感覚を受け持っています。

この神経が麻痺すると、下あごの周囲の皮膚や口の中の粘膜の感覚に障害が起きます。たとえば、水を飲むとき、ものを食べるとき、うまく唇を動かすことができないことがあり、水や食べ物をこぼしてしまったりすることがあります。


万一、神経が傷ついてしまったときには、戻るのに時間がかかります。切断されていない限りは回復していきますが、数年単位で経過を見ることが必要な場合もあります。